A.ボツリヌストキシン注射では非常に細い針を使います。そのため痛みは少なめですが、針を刺す痛みはあります。また、注射中から注射後にかけて、筋肉に重だるいような感覚も起こりやすいです。
ボツリヌストキシン治療
(ボトックス治療)
料金(保険適用外)
税込¥29,700(1回)
皆さんがよく聞く「ボトックス」とは商品名で、正式には
「ボツリヌストキシン」と言います。
ボツリヌストキシン治療(ボトックス治療)はこんな方に有効です
-
肩こり
-
頭痛
-
顎の痛み
■ 睡眠中の歯ぎしりを指摘された
■ よく無意識のうちに歯をかみ合わせている
■ 下の歯の内側に、歯肉が盛り上がったところがある(骨隆起)
■ 毎朝、またはいつも顎が疲れている
■ 顎の筋肉が強く、エラが張って見える
■ 噛みしめる癖があるため、歯が割れた
■ 歯ぎしりが続いていて、冷たいものがしみやすくなった
■ 被せ物が何度もはずれたり壊れている
■ 歯磨きをしっかりしているのに歯周病になった
ボツリヌストキシン治療
(ボトックス治療)とは?
噛む時に使う咬筋などの筋肉に、ボツリヌス菌から抽出されたタンパク質を注射し、筋肉の動きを調整する治療方法です。
筋肉の過度の働きをゆるめることで噛む時の力が弱まり、顎関節や歯にかかる負担を減らします。
ボツリヌストキシン治療
(ボトックス治療)の安全性
ボツリヌストキシン治療は、日本では1996年に眼瞼痙攣の治療のため、2000年には片側顔面痙攣、2001年には痙性斜頸への治療のため厚生局に承認されました。
美容目的のボツリヌストキシン治療は、2002年にFDA(アメリカ食品医薬品局)によって、シワ改善の治療方法の1つとして認可され、現在では70以上の国で導入され、日本の歯科領域でも2011年頃から使用できるようになりました。
なお、ボツリヌストキシン治療に使うボツリヌス菌のタンパク質は、医療用に精製された完全に無毒化されているもののため、人体に影響することはありません。
ボツリヌストキシン治療
(ボトックス治療)の流れ
診察とカウンセリング
まず最初に、患者様の今の状態を診察いたします。
さらに患者様のお悩み、ご希望、ライフスタイルなどについても丁寧にお話を伺います。
5~10分のボツリヌストキシン治療
ボツリヌストキシンを治療箇所に注射します。針は痛みが少ないよう、細い針を使用しています。注射後にはすぐお帰りいただけます。
※所要時間は目安となります。
1週間後の再診
ボツリヌストキシン治療の1週間後に、再度ご来院いただき状態を確認いたします。特に問題がない場合は、その後のご来院は不要です。
なお、ボツリヌストキシン治療の効果がなくなってから再度治療をご希望の場合は、改めてご予約をお願いいたします。
ボツリヌストキシン(ボトックス)
の種類と費用
ボツリヌストキシン治療で使用するボツリヌストキシン製剤にはいくつかの種類があります。
当院では韓国食品医薬品安全庁で承認されている、安全性が高く効果が期待できるボツリヌストキシン製剤を導入しています。
なお、1回当たりの治療費がお得な回数券もご利用いただけます。ご希望の方はスタッフまで気軽にお知らせください。
Neuronox ニューロノックス
他のボツリヌストキシン製剤とほぼ同じような効果があり、もっとも低価格です。
●低価格
●日本でも豊富な販売実績がある
自費診療
税込¥29,700(1回)
INNOTOX イノトックス
世界で初めて希釈せずに使える、液体のボツリヌストキシン製剤です。
●希釈する必要がない
●動物由来原料不使用
●ヒト血清アルブミン不使用
自費診療
税込¥39,600(1回)
CORETOX コアトックス
繰り返しボツリヌストキシン治療を受けていても、耐性がつきにくいボツリヌストキシン製剤です。
●複合タンパク質排除
●動物由来原料不使用
●ヒト血清アルブミン不使用
自費診療
税込¥44,000(1回)
ボツリヌストキシン治療(ボトックス治療)のメリット・デメリット
メリット
●噛みしめ癖で使われる咬筋に直接作用して筋肉を緩めるため、日中はもちろん睡眠時の歯ぎしり・食いしばりも緩和できる。
●嘔吐反射が強いため、マウスピースを使った歯ぎしり・食いしばり治療ができない方も治療できる。
●噛みしめ癖のせいで咬筋が発達し過ぎてエラが張った場合も、ボツリヌストキシン注射をすることで咬筋が緩んで発達が治まり、本来の顔の細さに戻りやすくなる。
デメリット
●ボツリヌストキシン治療は保険適用外にあたるため、自費診療となる。
●注射した箇所には副反応として、腫れや内出血やうずくような痛み、だるさなどが起こることがある。たいていは一時的な副反応となる。
ボツリヌストキシン治療(ボトックス治療)のよくある質問を集めました
A.個人差はありますが、たいていは1週間くらいで歯ぎしりなどが減り、1ヶ月くらいで筋肉の発達が落ち着いたと感じるようです。
A.スプリント(マウスピース)療法をしても効果が弱い方、マウスピースをつけたまま眠れない方、おう吐反射が強い方にはボツリヌストキシン治療がおすすめです。
A.歯は一度削ると再び元には戻せません。そのため状況にもよりますが、歯を削る前にスプリント(マウスピース)療法やボツリヌストキシン治療をするのがおすすめです。
A.ボツリヌストキシンの効果には個人差があるものの、基本的に3~6ヶ月ほど続きます。なお1度注射をしても、治療効果は徐々に減っていきます。ストレスの減少や加齢などによって歯ぎしり・食いしばりが減るまでは、定期的にボツリヌストキシン注射を受けるのがおすすめです。なお、ボツリヌストキシン注射をやめることで元の状態に自然に戻すこともできます。
A.ダウンタイムはありませんので、注射後そのままお帰りいただけます。
A.注射当日の飲酒はお控えください。お酒を飲むと血流が促進されて内出血が増える可能性があるためです。
A.注射1週間後は、経過観察のために1度ご来院いただき、その後問題がなければ通院は必要ありません。ボツリヌストキシンの効果が切れて再度注射をご希望の際は、改めてご予約をお願い致します。
A.ボツリヌストキシン製剤はボツリヌス菌から産生された有効成分を精製した、安全性の高い医薬品です。菌ではなく、毒でもありません。日本では海外の製薬会社によって精製された輸入品が使用されています。同じように菌が産生した有効成分を使ったものとして、抗生物質のペニシリンもあります。
A.美容外科等ではしわの軽減に使用されていますが、もともとは過剰になった筋緊張を緩和するための薬剤です。特に歯科では、本来の使用目的のために使われています。
A.日本では1996年に眼瞼痙攣への治療、2000年には片側顔面痙攣、2001年に痙性斜頸への治療用として、厚生局に承認されています。ただし保険適応外のため自由診療です。
A.ボツリヌストキシン製剤を注射するため、他の注射治療と同じように、注射した箇所に腫れや内出血、うずくような痛みなどが出ることがあります。ただし、たいていは一時的な症状です。また、治療後数日ほど重い感覚がすることもあります。なお、過剰な噛みしめに慣れていると、ボツリヌストキシン治療によって筋肉が緩和されることで噛みしめが減るため、一時的に違和感を感じることもあります。
A.未成年、妊娠・授乳中の方はボツリヌストキシン治療は受けられません。また、男女共に最後に投与してから数ヶ月は避妊が推奨されています。なお内服薬がある方などについては、個別にご相談ください。
A.咬筋が発達することでエラが張っているケースには効果的です。ただし骨格が大きいためエラが張っている場合は、ボツリヌストキシン治療でもエラは減らせません。
●原因不明の肩こり、朝起きた時から続く疲れが軽減しました。
●友達から「痩せた?」と言われるようになりました。
●もっと早く、ボツリヌストキシン治療を始めたかった。
ボツリヌストキシン治療を受けられたほとんどの方に、ボツリヌストキシンの効果を実感したという声をいただいています。
歯科医院としては、過剰な噛む力を軽減して大切な歯を守れることに喜びを感じています。
当院でのボツリヌストキシン注射は、
カウンセリングから施術まで、
すべてを院長が行っています。
初めてのボツリヌストキシン注射が不安な方、ボツリヌストキシン治療を受けるかどうか迷っているけれど興味があると言う方も、
ぜひ遠慮なくご相談ください。